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『戦略読書日記』(楠木健著 プレジデント社)

「ストーリーとしての競争戦略」で有名な楠木さんの著書です。
昨年にはみずほ銀行主催の楠木さんの講演会にも参加して、すっかりファンになって
しまいました。

戦略読書日記<本質を抉りだす思考のセンス>戦略読書日記<本質を抉りだす思考のセンス>
(2013/07/12)
楠木 建

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題名からして誤解しやすいんですが、読書の戦略とか戦略的な読書についての本では
ないです。
一見してビジネスや戦略とは関係ない本の書評形式で、戦略と経営の本質について
著者の主張を展開しています。
でも、これが凄い分かりやすい!!! 大学では経営学を専攻し、経営戦略を勉強して
いた私の頭に「あぁぁぁ!!!そういうことか!!!」とスコーンと本質が入った感じです^^;

紹介されている本は

ストーリーとしての競争戦略 (一発目が自著って・・・^^;)
元祖テレビ屋大奮戦!
一勝九敗
「バカな」と「なるほど」
日本の半導体40年
スパークする思考
最終戦争論
日本の経営を創る
おそめ
ホットペッパーミラクルストーリー
ストラテジストにさよならを
レコーディングダイエット決定版
プロフェッショナルマネジャー
成功はゴミ箱の中に
映画はやくざなり
市場と企業組織
生産システムの進化論
日本永代蔵
10宅論
直球勝負の会社
クアトロ・ラガッツィ
日本の喜劇人             ・・・ビジネス本少なッ!!(^^)

しかし、どの著者もそれぞれ戦略を考案し、それに則って行動していると理解しやすいように
本質を分かりやすく解説しているのはさすがです
あと楠木さんの語り口調・・・堅苦しくないというか寛ぎすぎというか・・・本当に大学教授かと
思います・・・講演の時もそうでしたけど(^^)

・経営は「スキル」と「センス」 どちらかといえば「センス」
こうやったらモテるという標準的な方法論はないが、モテる人とモテない人がいるのは事実
なぜモテるかは人それぞれ。真似してできることではない
その人に固有の理由
モテるためのスキル・・・こうやったらモテるとかを勉強しても実際には・・・

うちの会社の元常務、現相談役をみていると良く理解できます
事業モデルを良く理解しているからでしょうけど、「こうだろ!!」「ああだろ!!」はズバリと
本質をついています・・・会計とか税務とかは私の方が詳しいはずなのに・・・
スキルよりもセンス・・・ということが経営に必要だということがよく理解できます

・競争戦略とは他社と違った良いことをする
他社と同じでは儲からない。だから違いをつくる
同時に違ったことは利益を出すうえで良いことであり、儲かること
しかし現実に「違った良いこと」をしていたら他社が真似するか、誰かが既にやっている・・・
遅かれ早かれ違いが違いで無くなるけど、戦略の目標である長期利益を実現しなければならない
だから違いを持続するために模倣障壁や新規参入障壁をつくる

ここで重要なのが「ばかな」と「なるほど」
他社から非合理に見える戦略(バカな)を実行していれば、他社が真似しない違いが長期的に持続し
その先見の明に時代が追いつき、本格的な成果を出す(なるほど)
そして既に先行者優位を構築しておく・・・

簡単に書いてしまうとこういう感じです
ここに書いただけの文章では「スコーン」と頭にすっぽり入る感じはないでしょうけど
この2点については繰り返し書評形式をとりながらも解説が続いて行くので理解が深まります

あと私にはセンスが欠けているので、とりあえずスキル磨かなきゃな~というのも分かりました^^;


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